2011年10月27日

ブルガリ(BVLGARI)2011年新作モデル


昨年(2010年)のバーゼル・ワールド直前は、ブルガリ・グループの傘下にあった「ダニエル・ロート(Daniel Roth)」と「ジェラルド・ジェンタ(Gérald Genta)」の両ブランドを、ブルガリ(BVLGARI)ウォッチのコレクションのひとつとして統合する事が発表された。そして2011年のバーゼル・ワールドの前に突如飛び込んできたニュースが、『LVMHグループがブルガリ(BVLGARI)を買収した!』ということ。

 LVMHグループといえば、時計メーカーも属する巨大ラグジュアリー・コングロマリットだ。もちろん2011年の新作時計には直接関係ない話だが、今後のブルガリウォッチはどうなってしまうのか…。これも取材の大きなテーマとしてブルガリ・グループのブースに出向いた。

 PR担当者と話してみるとその真相はシンプルなモノで、お互いの株式を交換し、ブルガリ(BVLGARI)はLVMHグループの第二株主になるということ。ブルガリ(BVLGARI)の創業者ファミリーなども健在のままであり、会社自体に大きな変更はない。むしろ資本が強化されたとみてもいいだろう。

肝心の2011年の新作モデルはどうだったのか。昨年があまりにも盛りだくさんの陣容だっただけに、今年は比較的動きは静かであり、既存モデルのバリエーション展開がメインだった。

  しかしブルガリ(BVLGARI)らしい巧みなデザインセンスは健在。特に目を惹いたのが、昨年の話題作『ブルガリ(BVLGARI) ダニエル・ロート クロノスプリント(BVLGARI DANIEL ROTH CHRONOSPRINT)』の続編モデルだ。ニュージーランドのラグビーナショナルチーム「オールブラックス」とのコラボレーションで、ケースにDLCコーティングを施し、さらにダイアルにはニュージーランドの原住民であるマオリ族が顔や体に入れている「マオリ・タトゥー」をあしらっており、定評のあるケースデザインと相まって、時計の迫力をさらに高めている。

  奇しくも今年9月にはニュージーランドにてラグビーのワールドカップが開催される。そしてジャパン対オールブラックスの対決は9月16日。奇跡の番狂わせを、この時計を腕に祈りたい。



Posted by Romega at 18:41│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。