2011年11月07日

腕時計の簡単手入れ法 その2


ステンレススティールのブレス付き腕時計だと、毎日使ったとして、購入から1年も経てばケースやブレスレットに小さなキズが目立つようになり、鏡面仕上げの部分の輝きが鈍く感じられるようになるはずだ。歯ブラシによる汚れ落としでは、そこまで取り除くことはできないが、市販の超微粒子研磨剤や金属磨きクロスを使うと、かなり効果がある。

研磨用品は、DIY用品を扱うショップや量販店で手に入るし値段も安い。例えば、ステンレス磨きコンパウンドや、ステンレススティール磨きクロスといった商品だ(銀磨き、金磨きなど用途別にある)。磨きクロスの場合、そのままケースやブレスレットを磨くだけでよいので、いたって簡単。コンパウンドの場合は、柔らかい布に少量付けて磨く。磨くほどに輝きが増し、驚くことに、小キズがかなり取り除かれるのが目に見えてわかる。新品同様とまではいかないにしても、リフレッシュ効果は期待できる。これまでの経験で、磨きクロスにごく少量の水やライターオイルを含ませるとさらに効果が高まるように思われるが、それも各自の判断で行ってほしい。

ちなみに、これらの市販品の注意書きに、「新品及び新品同様の光沢のあるものや、サテン仕上げ等ツヤ消しを施したものなどは磨かないように」とあるが、私が一般的なステンレススティールの腕時計で今まで試みた限りでは、問題になる事態は起こっていない。ただし、これは常識の範囲内だと思うが、サテン仕上げの場合、一定方向に細かく筋目が入っているので、それに沿って慎重に磨く必要がある。さもないと、せっかくの美しい筋目を損なうことにもなりかねない。また、力を入れてごしごし擦るのも禁物だ。

最後は、柔らかい布で拭き取るだけ。着古しのコットンTシャツを使うといい。カバーガラスやシースルーバックのサファイアクリスタルは、眼鏡のレンズ拭きが最適。作業は、全工程10分もあれば終わる。




Posted by Romega at 18:45│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。