2011年11月09日

「通」をも唸らせるセイコー品質

2008年3月にデビューを飾った「セイコーブライツフェニックス」といえば、気鋭の歌舞伎俳優や野球選手のビジュアルとともに強く印象に残っている方も多いはず。広報資料によれば、「JAPAN PRIDE」をコンセプトに据えて、セイコー独自の機構や技術を駆使した本格的な腕時計と説明されている。また、「洗練された機能美の中に時計の本質である見やすさ、着け心地の良さ、高い信頼性を併せ持つ」とあるが、まさしくそうした特性をバランスよく備え、なおかつ現実的な価格に設定されているのが「セイコーブライツ フェニックス」の優れた点である。

さて、第2弾となる最新の機械式クロノグラフは、文句なしに絶賛に値する力作。昨年より少し価格が下がり、一段と近づきやすくなったのである。

価格の魅力もさることながら、搭載されている新開発の自動巻きクロノグラフ・ムーブメント、キャリバー8R28がこれまた秀逸。クロノグラフ機構にピラーホイール(コラムホイール)による制御と、垂直クラッチによる伝達方式を採用。いずれも機械式クロノグラフでは限られた高級機種に用いられ、スイス高級ブランドの現行品でも、一部の非常に高価なモデルにしか見当たらない。

若い世代の時計ファンや機械式クロノグラフ入門者にも最適なモデルとしてお勧めできる「セイコー ブライツフェニックス」なのだが、実質的には機械式時計に詳しい「通」をも唸らせるモデルへと進化したところがすごい。もちろんムーブメントをはじめ、外装や仕上げの良さも、安心の「セイコー品質」だ。



Posted by Romega at 18:42│Comments(0)
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