2011年11月29日

第二時間帯表示付きモデル


参考例は、ロレックスの「エクスプローラーII」。このモデルの場合、【第二時間帯】表示という、特別な機能を備えている。時間帯(タイムゾーン)とは、簡単にいうと、世界を経度15度ごとに分割したもので、それに応じて時差が生じる。たとえば、東京とロンドンがそれぞれ属す時間帯には、時差にして9時間のずれがある。つまり、日本でこの種の時計を使う場合、文字盤の針が示しているのは、日本の時刻、【第二時間帯】として表示されるのが、ロンドンのように、時差のある別地域の現地時刻である。逆に海外で使用する場合は、日本の現地時刻が【第二時間帯】として表示される仕組みだ。

ちなみに、【第二時間帯】表示が、時計の世界で【GMT】とも呼ばれるのは、19世紀末に時間帯の起点が、経度0度にあたるロンドンのグリニッジ天文台に定められたことによる。つまり「グリニッジ標準時」を略したものが【GMT】。したがって、「基準になる都市の時刻と、別地域の都市の時刻までもが同時にわかる機能があります」といった意味を示す記号として用いられている。




Posted by Romega at 18:41│Comments(0)
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