2011年12月05日

クオーツと機械式時計の静的精度と携帯精度

機械式時計の精度は、腕の動きによるゼンマイの巻上げ量、温度、姿勢(時計の向き)などによって変化します。
そこで、その機械式時計の実力を環境に左右されず、公平に示す為に、ケースに組み込む前のムーブメント単体の状態で、一定条件に管理された環境の中何日もかけて進 みや遅れを測定します。
その実測地を「静的精度」と呼んでいます。
クロノメーター検定の価格地は静的精度です。
この数値、機械式時計の実力を環境の変化に影響されずに公平に評価・表示すために、人工的に管理された環境で計測したデータなので、実際にお使い頂いた時の精度「携帯精度」とは異なります。
環境の違いによって、毎日微妙に変化する、機械式時計の精度。
それはまるで生き物にも似て、ひとつの面白さになっているんです。



Posted by Romega at 18:31│Comments(0)
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