2011年12月13日

腕時計の簡単手入れ法 その4

十分乾燥させ、保革クリームで最後の仕上げ

水から取り上げたストラップは、真水でせっけん水をよく洗い流し、タオルやキッチンペーパーなどを使って水気を十分取る。あとは、完全に乾燥するまで放置する。日光に当てたり、ドライヤーで乾燥させるのは禁物だ。あくまでも気長に室内で自然乾燥させることがポイントだ。目安は1日から2日程度。

新品同様に戻ることはもとより期待できないにしても、水気が抜けていくにしたがい、汗染みの跡がかなり消えていくのに気付くだろう。汗臭さも取れてさっぱりする。ここまで試みても効果がない場合は、ストラップの寿命と諦め、新しいものと交換したほうがいい。これまた経験では、3~4回は洗濯し、3年以上も良好な状態で使用したクロコダイル・ストラップの例もあった。

さて、乾燥を終えたストラップは、最後のもうひと手間かけて仕上げよう。少量の保革クリームをストラップの表面に薄くのばし、柔らかい布でていねいに磨くと、ツヤやしなやかさが戻ってくる。このあたりの要領は、靴磨きとかなり似ている。すべての作業を終えたら、バックルを装着し、バネ棒でケースのラグに固定。これでクリーニングは完了。ちなみにケースとラグの内側もけっこう汚れが溜まりやすいので、ストラップを外している間に歯ブラシや布で清掃しておくとよいだろう。



Posted by Romega at 18:25│Comments(0)
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